第三章 盛夏、涼風肌に心地よいころ 1/3
部屋の中にいても、蝉の鳴く声が届く季節になった。
桜大路は夏休みに入っていた。部活に入っている者は学校に通うが、そうでもない生徒たちは、あと何回も体験できない長い休みをのんびりと満喫していた。
園美の同級生、竹中涼子もそんな一人だった。
昼過ぎから起き、家から五分、自転車を走らせる。商店街の中にある店の前に自転車を駐めた。
涼子は、ひたすら同じ音楽をループで鳴らし続けるUFOキャッチャーの筐体の横を通り過ぎ、店内へ入っていった。冷たい空気が彼女を包み、同時に店内の視線が動いた。
桜大路の校風として、純粋培養のお嬢様とまではいかずとも世間擦れのしていない、いわゆる「女の子らしい」生徒が多い。
涼子は、ほぼ毎日のようにゲームセンターに通っていた。それだけでも桜大路の生徒としては少数派だが、彼女に視線を集めさせた、その服装も変わっていた。
ぎりぎりまで丈を短くされたホットパンツは、太股をまったく露わにしていたし、同じく丈の短いタンクトップは涼子の形のよい縦長の臍を惜しげもなく視線に晒していた。桜大路へと娘を通わせるような親にとってみれば、眉をひそめる服装だろう。
涼子は手に抱えていた上着を羽織った。これは肌を隠すためではなく、純粋にエアコンの冷気が身体に当たるのを防ぐためだけだった。その背には、ゲームメーカのロゴが大きくプリントされている。
彼女は桜大路のなかでも浮く存在ではあったが、この空間でも異彩を放っていた。
ここは、「タンスポ」と知るものには呼ばれているが、その正式名称について涼子は知らない。おそらくタウンスポットとかそんな略なのだろうが、看板を見つけて確認するほどの興味はない。
千円札を両替すると、無造作にジャケットのポケットに入れる。
じゃらじゃらと音をたてながら、迷わずにとある筐体に向かった。
「ワールドグレート」という、古臭いロゴ。古臭いだけではなく、実際に十年以上前に制作されたゲームだった。他のゲームセンターではとっくの昔に新台に追いやられているが、ここでは涼子が継続的にプレイしつづけ、さらに涼子に挑戦するプレイヤーがいるために、古いゲームながらもインカムを稼いでいる、店にとっては良台になっていた。
内容は2D格闘ゲームで、このジャンルが流行していた頃に制作されたものだった。世界の偉人たちが、なぜか時代と国を越えて格闘をするというもので、平賀源内が稲妻を撃ち、クレオパトラが目からビームを放ち、ニュートンがリンゴを投げつけるといった具合だった。
しだいに店の中がざわつき始める。
筐体があちこちでたてる音にかき消されて、その内容までは涼子の耳まで届きはしない。 しだいに客が涼子の周りに集まり始めたので、ざわつきの原因は知れる。
その集まりの中の、一段低い固まりが進み出た。
「RYK《リック》、勝負だ」
三人の少年だった。涼子をRYKと呼んだのは中央にいた背の一番低い少年。その左隣に、もやしのような眼鏡の少年、右隣には髪が肩まで伸びている、きちっと襟のあるシャツを着たお坊ちゃん風の少年。
RYKというのは涼子のゲームで使っている名前、スコアネームだ。涼子を三文字に収めただけの単純なものだが、本名を名乗ることはないので、RYKで通っている。
この少年、何度も涼子に対戦を挑んできている。名を名乗ってはいないが、お互いが呼び合っているので涼子は名を覚えている。もやし眼鏡がヨシツグ、お金持ち坊ちゃんのアキラ、背が低いわりにリーダー的存在のダイ。
「対戦台なんだから勝手にどうぞ」
「もし勝ったあかつきには!」
『あかつきには!』
ダイのあとに二人が唱和する。
『──なんでもいうことを、きいてもらうぞ』
「はいはい」
彼ら三人は、向かいの対戦台へと向かった。
挑戦を受けたのは初めてではない。だが、涼子が少年たちのいうことをきかされた試しはない。すなわち、負ける気がしなかった。
勝負のほかに彼らの下心がありありなのも、彼らが勝ちを得られない理由の一つだったろう。
対戦台の後ろにはアキラとヨシツグがいて、ダイのプレイを手に汗握って見つめている──ことはなかった。
その視線の先は明らかに涼子の胸元であり、股間だった。
冷房の効きの悪いタンスポで座っていると、おのずと汗がにじんでくる。その汗は首筋をつたい、胸の谷間へ吸い込まれていく。また、露わになっているお腹の部分からの汗も、重力に従って流れ、ホットパンツと肌の隙間を通って、やがては涼子の黒い蔭りの部分に迷い込む。
その汗の雫たちを競走馬の勝負の行方を追うかのように、執拗なじっとりとした視線が涼子の体の表面を行き交っていた。
もちろん、少年たちが気にしているのは汗自体ではなく、その汗がつたう彼女の身体だった。
彼らはその行為の呼び方は知らないだろうが、まさしく視姦以外のなにものでもなかった。
涼子の乳房の大きさを、乳首の色を、陰毛の多さを、まだ見ぬ女性器の形を想像する。
「濡れる」という現象について、涼子の喘ぎ声について、涼子の秘部への挿入について、拙い知識で補完する。
キャラセレクトをしている最中に涼子が横目でさらりと見ても、彼らの性への禍々しい好奇心がありありと伝わってくる。
アキラの膝丈のハーフパンツ、ヨシツグの半ズボンの股間の、こんもりと盛り上がりがうかがえ、それを裏付けている。
「あからさまだね」
涼子は苦笑する。小声だったので周囲の喧騒にかきけされて彼らには届いていないだろう。
対戦ゲームは三本先取制だったが、すべて涼子はライフを半分以上残して勝っていた。
両替をしてきたらしいアキラが百円玉の塔をダイのコンパネに積む。
連コインはマナー違反だが、周囲の人間もことのいきさつを知っているので咎めたりはしない。
また二回連続でダイと戦い、ストレートに負かす。
次はアキラが代わった。使用キャラも投げ技を得意とするガタイのいいおっさんに変わった。これも組みつきすらさせぬ間に瞬殺。露出の高い女性キャラを使うのはヨシツグだ。放ってくる波動攻撃を潜り抜けて、懐に潜り込んでコンボを叩き込み、宙に浮かせて何もさせずに勝利。
三巡したところで、涼子はあくびをこらえた。何回もかかってくるのはいいが、ワンパターンで成長がない。お金を使わずにプレイできるのはいいが、さすがに飽きてきた。
だいたい、勝ったときに何をしたいってバレバレだし……と考え、ひとつ思いついた。
わざと負けてやろう。ただ、わざとらしくてもいけないので、徐々に隙を見せ、癖をつくる。これで数回やれば、苦闘の末に勝利したように思うだろう。
ジャンプの着地を、相手が投げ攻撃をできるところまで近づける。飛び道具を、大きい一定のジャンプで避ける。ガードを入れるタイミングを遅くする。
これらの微小のミスを少しずつ増やすことで、涼子が勝つものの、勝ったときの涼子の体力ゲージは少なくなっていた。対戦台の向こうでは、そのたびに歓声が沸く。
そして、アキラが五枚目の千円札を両替しようとしたときに、ダイが勝利をおさめた。
「やったー! RYKに勝ったぞ!」
やんやと騒ぎひとしきりお互いが健闘を称えあうと、三人は涼子の前に胸を張って立った。
「さあ約束だぞ」
『なんでもいうことをきくんだ』
単純な子たちねえ、と涼子は心中で笑っている。
「じゃ、なんでもいうこときくけど、場所移動しましょ」
涼子は立ち上がると後ろも振り向かずに、自転車を店に置いたまま、とある方向に向かった。
三人は、涼子のあとに従って歩いた。
大通りをしばらく歩き、細道を一本入る。すると、一風変わった建物が立ち並んでいた。入り口がわかりにくく、それでいて豪勢に見える。ファッションホテル、古い直接的な言葉だとラブホテルだった。
涼子は戸惑うこともなく、家に帰るかのように自然にそのうちの一軒に入った。
後に続く三人は、身体をすぼめて早足で続く。彼らも建物の中を知らないまでも、何をするところであるかは知っていた。
涼子に要求をつきつけたときは、興奮で心臓が内から破れそうなぐらいだったが、ここにきて彼らは不安や恐怖のほうが大きくなっている。こそ泥でももっと堂々としているだろう。
「お、よかった。大部屋空いてたわ」
写真で部屋が表示されているパネルから、六階の一番大きな部屋を選んだ。迷う暇もなく、少年たちは他にどういう部屋があるのかと眺める間もなかった。奥のエレベータに向かう涼子を、カルガモの子のように急いで追う。
エレベータの中でも、涼子が鼻歌で「Bugってハニー」など歌っていても、彼らは隅に固まって一言も発しなかった。
六階に着くと、矢印の表示が点滅していた。その方向へ涼子は進み、突き当りの部屋へと入る。少年たちも部屋に滑り込んだ。
「ベッドは二つあってカップル二組用の部屋なんだけど、広めのこっちでね」
矢車菊の壁紙が清楚さすら感じさせる、上品な部屋だった。ゆったりとしたソファーに、部屋の隅にはマッサージチェアがある。大画面のプラズマテレビにはゲーム機と通信カラオケ機が据え付けられていた。
そして、その部屋で一番の存在感をもっているのが、天蓋つきの大きなベッドだった。涼子、そして三人がみんなで横になれる広さはゆうにある。
そのベッドに腰掛け、所在なくテレビの前に固まって立っている三人に尋ねた。
「──さて、君たちはどうしたいのかな? ちなみに私の名前は涼子。RYKはアルファベットそのまんま」
三人は顔を見合わせたが、やがて命を懸けて直訴するように、ダイが声を張った。
「り、涼子さんを、なぐさみものにするんだ」
涼子の笑いが弾ける。
「くはっ、ふひゃひゃ。どこで覚えたの? そんな言葉……いや、面白い面白い。具体的にどうすんの? 抵抗しないであげるからやってみ」
ダイは進み出て、涼子の前に立った。うんうん、とうなずく涼子の上着に手をかけた。
「脱がせる」
「いいでしょ」
脱がせるとはいったものの、ダイは袖を手で持っていただけで、自分から脱いだ涼子の上着は涼子の手で部屋の隅に投げられた。
「──さてさて。ここからは?」
「下、のほう」
おずおずと手を伸ばすが、涼子が座ったままではホットパンツは極めて脱がしにくい。腰のホックを外し、そこから涼子の下着がちらと見えたところでアキラの手は止まった。
「はいはい。よく頑張った。でもこれだと朝になっちゃう。さすがに君たちとお泊りはできないから……さ、ほかの二人も来て並びなさい」
「は、はい」
ほっとした顔のダイの両側に、アキラ、ヨシツグが気をつけの体勢で並ぶ。
「いろいろ教えてあげるから。私の言うことを聞きなさい。いいね?」
『はい』
声をそろえて返事をする。すっかり教師と生徒のような立場になってしまっていた。
「ズボンを下ろして、パンツを見せなさい」
「……え」
「見せなさい」
『はい』
三人が観念してズボンを下ろす。
ダイは白のブリーフ、アキラは少し大人っぽくグレーのブリーフだった。ヨシツグはトランクスだが、何かのイラストがワンポイントで入っていて、子供っぽさは抜けていない。
ダイは気をつけの体勢で手を横にやっているが、アキラとヨシツグは手を股間の前に持ってきていた。
「君たちも気をつけで、手を横」
手をどける。隠していた理由は明らかで、二人のその部分は盛り上がって、テントを立てていた。ダイもわかりにくいが、一点でつんと張っていて、その中が通常の状態でないのをうかがえる。
「さて質問」
『はい』
「自分のおちんちんをいじって、気持ちよくなったことのある人」
ダイは意味が解らないのか、きょとんとしている。両側の二人は、意味が解る、というか該当者なのだろう。きょろきょろと他の者の顔をのぞきこんでいる。
「──手を上げなさい」
もうわかったようなものだが、アキラとヨシツグが挙手した。
いい機会だと思い、涼子は質問を続ける。
「じゃ、どうやってするの? ヨシツグ君から」
「ボ、ボクは普通に……手で、こすって」
「ふーん。本とか見るの?」
「そういうの、まだ買えないから……頭の中で」
「じゃあ、私をオカズに抜いたことある?」
ぐい、と顔を近づける。うつむき加減だったヨシツグの顔が、さらに下を向く。
「あわっ」
ヨシツグが驚いた声をあげる。
涼子は、ヨシツグの股間に張り出したものを強く握っていた。
「私のいやらしい格好を考えて、ここを擦ったりしたのかな、って聞いてるのよ。わかってる?」
「あ、あ、あります」
「よろしい」
素直に答えたことの報酬なのか、涼子はパンツ越しに握った手を数度縦に動かした。
「ん、んぁ……」
「はいおしまい。次はアキラ君で」
涼子はアキラに向き直り、さっきまでヨシツグのものを握っていた手を、アキラのブリーフに向ける。そのテントの頂点に指で弾き、反応を楽しんだ。
「あっ、……んっ……ひん」
「アキラ君はどうやってオナニーするの?」
「僕は……ん、寝るときに、っ、お布団で」
「こすりつけるのね? そんなときは、何か見たり考えたりするの?」
「…………」
照れた顔をさらに赤らめて黙りこくる。
「わかった。私だけに言ってみ。他の子に聞かれるのが嫌だったら」
そう提案すると、やはり他の二人に聞かれるのがいやだったのか、涼子の耳に口を寄せて小声でささやいた。
「涼子さんの写真……僕しか、持ってなくて。二人には内緒にしてるんです」
「なるほど」
とりあえず二人の告白を聞けて満足した涼子は、ダイを弄ぶことにする。
「オナニー、知らないのね」
「う……うん」
「いいよ。私が教えてあげるから」
ベッドから腰を上げ、ダイの前に膝立ちで座りなおす。ダイのぴんと張ったブリーフの先端は、涼子の頭の下だ。その突起を、下のほうから両手で包み込む。
左手はその下のふっくらと丸い部分を支えるようにして、熱くぴくぴくと脈打っているのがブリーフ越しにもわかる棒の部分を軽く、親指、人差し指、中指の三本でつかむ。
あくまでも軽く、指に力も入れず、スッスッスッスッと素早く指を上下に移動させた。
「あ……なんか、ぴく、ぴくんってする」
「気持ちよくなってきた?」
「ん、うん。おちんちんから、なんか、じんじんする」
「オナニーは自分でそうやってするんだよ。じゃあ、もっとしてあげようね」
涼子は首を傾け、ダイの張りつめたブリーフの先端を口にふくんだ。木綿の生地越しに甘噛みし、その奥のものの固さを確かめる。どく、どくとした血の流れが感じられた。
涼子は唾液をその部分にまぶしていく。次第に白いブリーフは透け始め、中で雄々しくこわばっている肉棒の色を見せていった。
「はぅ、はあ、あうっ」
ダイは初めて体験する感覚に翻弄されて、足をガクガクさせながら、ただ涼子のすることを見つめている。
「そろそろ、みんなの大事なものを見せてもらおうかな」
涼子はダイのブリーフに手をかけ、ゆっくりと下げていった。腰のゴムの部分にひっかかったペニスの先端部分が外れるとき、びん、と元気よく跳ねて、涼子の鼻をかすった。
二人の下着も涼子の手で脱がし、そこからまろび出る少年たちの若きシンボルを晒す。
下半身が靴下を残して裸になった少年たちを、ぴったりと並べた。
ぴんと行儀よく屹立したものをじっくりと見比べたいのを抑えて、涼子はおのおのの体型や肌の色を観察する。
ヨシツグは女の子のように肌が白く、足もすらりとほっそりしている。ダイはその真逆に肌は小麦色で水着の焼けあとがあり、筋肉質だった。からだつきでは、アキラはその中間といった位置だ。
元気よく男性を誇示している少年たちの股間のものは、三者三様だった。
色も、形も、勃起の仕方まで異なっている。
ダイは小さいが太く、大砲を思わせるようにたくましい。砲台のように、四十五度ぴったりと斜めにそびえている。先は尿口のほんの少しの周囲だけ、ピンク色の部分がのぞいている。
アキラはすらりとしていて、日本刀のように美しい弧を描いていた。へそにつくぐらいに勢いよく勃起していても、皮が先端に余っていた。
ヨシツグは一番大きい。大きさだけは大人と変わらないだろう。それでいて、毛もなく、包皮からわずかに顔を出した先端のピンクの部分が幼く、違和感を抱かせる。大きいゆえの重さか、ほぼ横一直線に向いている。
「──じゃあ、味見していくから」
「はぁっ、ぼ、僕から?」
最初に涼子が口に含んだのは、アキラのすらりとした肉棒だった。先端の皮の感触を楽しむように、舌で転がす。皮の上から、亀頭の大きさを確かめるように咥えた後、皮を根元にたぐりよせ、輝くようなピンク色の部分を少しずつ露出させながら、唇でねぶった。
「うつぶせのオナニーは皮かぶりがちだから、控えめにね」
「は、はい。あ、ああっ、あああっ」
アキラにとって自慰行為は何度もしているが、それは手や床に擦りつけるものであって、こういうヌルヌルしたものが這うという刺激を受けるのは初めてだった。ちりちりと痺れるような感覚が肉棒を電線のように伝わり、根元に近い部分でびくっ、びくっという快感に変換され、身体全体に広がっていく。
すっかりと亀頭を出してしまうと、すっぽりと口に包み込んで、両の手をダイとヨシツグに伸ばした。
「ん、ん、んむぐ、んんっ。ん、一番最後までがんばった子に、ごほうびあげるからね」
ちゅっぱ、ちゅぱ、と音を立ててアキラの股間に吸いつき、手は二人の順番待ちで寂しい暴れん坊を慰める。
「さわってる、涼子さんが俺の、ちんちん、さわってる」
「はぁ、きもち、いいですう、いいです」
ヨシツグは、自分でも皮をむき慣れているのか、涼子が手を動かすとすんなりと亀頭をむき出しにした。一方、ダイのほうは、ビニールで包まれた新品のプラスティック容器のように、包皮は頑なで、皮を引っ張ろうとしても先端でひっかかってしまっていた。
無理にすると痛そうなので、手のひらで全体を握って少し上下するだけにとどめる。
「ちょっと移動するね」
アキラのものから口を離し、ヨシツグを口内におさめる。
「ふぁ、お口きた、んっ、涼子さんのおくちぃ、あああっ」
唾液を厚くコーティングされたアキラの陰茎は、より赤味を増していた。涼子は片手をアキラの未発達な雁首のところで親指と人差し指で円をつくり、早く小刻みに上下させた。
「あ、あ、あああ、それ、気持ちいいです、ですぅ、ふぅ、ううあはぁ」
また新たな責めを受け、アキラは身をよじらせる。先に口での甘美な感覚を味わったこともあっただろうが、生まれて初めての快楽に、早くも登りつめようとしていた。
「ん、んっ、アキラ君、もう、でちゃいそう?」
「ああ、もう、もうだめですっ、だめ。いやぁ、でるぅうっ!」
びゅるるぅぅっ! っびゅうっる!
ひとすじ、もうひとすじ。
長く、白い濁液がつくりなした線が舞った。

我慢が限界に達した幼い性器の、天に向かった放出だった。その多くが、涼子の身体へとふりかかり、顔、タンクトップ、ホットパンツ、太股を汚した。
「あれ、いっぱい出たのね。じゃあアキラ君はちょっと休憩」
