天旗 | 成人向け短編小説 | 新・性教育指導要領 雛たちのはばたき 3/3

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新・性教育指導要領 雛たちのはばたき 3/3

 遠慮や不安がまったくなくなったわけではなかったが、それよりも、身体を触れあわせたいという衝動がそれにまさった。若干は、件の薬の力もある。ただし、その力もお互いに築いてしまっていた壁のせいで、恭太郎たちに積極的に実習に挑ませるには足りなかった。
 堰を切ったように、身体は熱くなり、お互いにその熱を感じあおうとしていた。
 男の身体のとがった部分、女の身体のふくらみの部分が、お互いの身体に押しつけられた。それらの先端の敏感な部分は固くしこって、異性の肌の温もりさえ刺激ととらえて、さらに固くなった。
 二人の身体のあらゆる部分が、触れるべき場所を探して蠢いている。唇はもちろん、首や肩、内股からふくらはぎまで、うっすらとにじんだ汗を潤滑油として、触れあわせ、すり合わせた。
 なかでも、二人のもっとも熱くなった部分が、お互いの熱を探すように近づきあっていた。二人とも意識することなく腰を突き出していく。
 恭太郎が、その先端にひときわ熱くぬるりとしたものを感じると、次の瞬間には半ばまで肉沼にはまりこんでいた。黒い草に覆われたその湿地は、いままでになく濡れそぼって、来客を歓迎していた。
「くぅ……んふ」
「んっ……」
 二人同時に、熱い息を吐いた。
 ガイド映像は、二人の目には入らないし、聞こえても来なかった。相手の表情、肌を、産毛を、ふだん衆目にさらされない部位を目で追いかけ、身体のすりあう音、ときおり立てる湿った音、悦楽の声を聞いた。
 本能的な欲求と、情緒的な渇望によって、二人は身体を動かし、あらゆる部分で、あらゆる角度で快感を伝えあおうとベッドの上で暴れまわった。
 性器はもちろん、口で、大きさの異なる乳首で、指と指をからめて、さらなる結合をはかる。それでも足らぬとばかりに舌を伸ばし、体液を交換した。汗に湿った肌がぴちゃぴちゃと叩き合って音を立てた。

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 ことさら、性器の結合だけにこだわる必要もなかった。身体をくねらせ合うだけで十二分な満足感を与えあっていたからで、恭太郎のものは激しい動きで出入りすることはなく、仮止めしたネジのようにゆるやかに固定されていた。
 やがて、琴美が下になり、恭太郎が覆いかぶさる形になった。
 琴美は足を大きく広げる。それは恭太郎の体重に押されてのものであって、何か意図したものではなかったが、それが二人の結合の意味を変えることになる。
 自ずと、恭太郎は琴美の柔らかな身体に沈んでいく。すなわち、恭太郎から突きたった肉杭も下を向き、より深く、琴美の蜜の谷へと落ち込んでいった。
「ひぃぃっ、んっ!」
 初めての深い貫きに、痛みも少しはあったのだが、件のドリンクに含まれた薬の効果でそれは大幅にやわらげられている。琴美が大きな声をあげたのは、痛みではなく、かつてない鋭い刺激が与えられたことによるものだった。
 琴美だけではなく恭太郎にとっても同じことであって、いままでの身体の触れ合い、擦り合いで十二分に快楽を、興奮を与えられていたところに、まだまだ先が見えないのだということを思い知らせた。猛った馬を解き放ったごとく、果てない地平に向かって二人は駆けた。
 琴美は自分から、恭太郎を深く迎え入れるためにさらに足を広げた。恭太郎もそれに応えるべく、がっちりと琴美の上半身を抱き寄せる。ぴったりと重なった胸のあたりを支点として、深くはまりこんだ肉杭を、腰を引かして抜く。
「う……くっ」
 それだけでも、腰が震えるような刺激が恭太郎の全身に走る。琴美のぬるりとした肉壁が、心地よい圧力で恭太郎のものをしごきあげたからだ。凹凸のある肉壁は、恭太郎の勃起した形にしっかりと沿って、張り出した傘の部分をくびれの奥まで丁寧にねぶった。
 恭太郎の肉茎はいったんほぼすべてが琴美の中から抜け出た。再度の突入を容易にするために、照準を合わせるべく先端のわずかな部分が接しているのみだ。琴美の陰唇はそっと恭太郎をくわえるようにしていて、その端から再びの挿入を待ちわびるようにじくじくと蜜を垂らしていた。
「小里……さんっ」
 名を呼んで、ゆっくりと、深く、突き入れた。ほどよい抵抗を受けながら、ずぶずぶと水音を立て、侵入していく。
「はぁぁああっ、ああっ、んんーっ」
 琴美の長い嬌声を心地よく耳に入れつつ、恭太郎は根元まで沈んだ。その位置で動きを止め、顔がぶつかりそうな近さで、目を合わせる。数秒、そのまま見つめあったあと、二人は同時に舌を伸ばし、お互いの口を犯しあった。しばしそれのみを丹念に楽しんだあと唇を離すと、恭太郎は腰を動かして性器の交わりを再開する。大きくは動かない。小刻みな前後動をしていると、琴美もそれに合わせて腰を揺らせた。
 ぷちぷち、くちゅくちゅ、という細かな水音がリズムよく立った。
「んっ、んんっ、むぐんっ、うんんっ、ん」
「はっ、はーっ、あっ」
 琴美の肉壺からは、こんこんと絶えぬ泉のように、ねっとりとした蜜があふれだし、自らの茂みをてらてらと濡らし、小さな川となった。その流れは琴美の尻の小さなすぼまりをも著しく濡らし、谷間をそってからシーツのにじみとなっていった。
「んっ、ながつか、くんっ、んむっ、な、長塚っ、くんっ」
 細かいあえぎの合間に、琴美は恭太郎の名を呼ぶ。好きな女性が、自分を求めている。その愛おしさに抱く力を強めた。琴美も強く抱き返す。性器の締めつけよりも、それは恭太郎を一気に高まらせた。頭の中が白くなり、体中がびくりびくりと震える。恭太郎にも自慰の経験はあるから、これが何の兆しであるかはわかっている。女性器に撃ちだすための弾丸が、発砲の時を迎えていた。
 放てば高い快感を得られるのは分かっている。ただし、それは同時にここまで高めたものを失うことでもあって、恭太郎はまだこの高みを維持していたかった。だが、身体はそういった彼の計算的な考えなど無視し、恭太郎の銃身をびくん、びくんと打ちふるわせている。
「っ……っ……ん……ぁあぁっ!(びぃびぶぅぅぅぅっ! ぶっぶびゅっ!)」
 琴美に予告することもなく、恭太郎の砲身は、琴美の奥深くで白い砲弾を立て続けに放った。
「ふぁああっ、あつぅんいっ、んーっ、あ……」
 恭太郎の砲身も十分に熱く、身体の中を体温より高いものが動いているというのは琴美にとって当然、初めての体験であった。しかし、さらに熱い濁液が子宮口に浴びせられると、女としての命を受けるものの本能か、くらくらとするほどの恍惚に満ちた。
 恭太郎はまだ断続的に射精を続けている。続けながらもゆっくりと前後動し、許容量を超えた琴美の肉壺からは赤みを帯びた二人の愛蜜が混合したものが、ごぶごぶとあふれだしていた。
 恭太郎の動きも止まり、琴美の尻の下で大きくシーツにしみをつくった射精も止まった。だが、まだ二人の息は荒い。
「いっぱい……出るんだね」
「……ごめん、僕だけ」
「いいの。まだ……するでしょ?」
 こくり、と恭太郎がうなずくと、琴美は身体を動かした。恭太郎は察して、琴美にもたれていた身体を起こす。二人は半回転して、上下が逆転した。恭太郎が仰向けになって、琴美が上からまたがる形になった。
 この間、恭太郎と琴美はつながったままだった。恭太郎の接合器は、そもそもの目的をとりあえず終えて固さを少し失っていたが、それでも琴美の中に入ったままだった。二人は体勢を変えるそのわずかな間にも、そこでの熱の伝達を失うのは損のように思ったようだった。
「――こんど、私が……動くね」
 力の抜けた恭太郎をなぶるように、琴美は上になって腰を動かした。中断されていた水音が、再びリズムを奏でだす。
 突起と受ける部分の二組で構成される楽器は、さっきまでとはまた違う音色で二人だけの甘美な演奏をはじめた。
 みずから主動になってみると、新たな発見もある。動き方、擦り合わせる部分、力の入れ方、速さによって、もたらされる悦楽の量も質も変わってくる。
 そのなかで気に入ったのは、琴美の入り口付近で恭太郎の亀頭をわずかに出し入れし、何十回と細かにそれを続けてから、ゆっくりと奥まで飲み込むというものだった。
「んっ、んんっ、んっ……ふんっうっ、……ひぅっ!……くぅ……んんっ、……んっ……ふぁぁ、ああああっ!」
 小刻みに擦り合わせるときの、甘美な時間。ときおり恭太郎の先端がずれ、琴美の陰唇にまだ隠れたままの小さくしこったつぼみを撫でるのも、アクセントのある刺激を与えてくれた。そして、奥でじくじくと愛液だけを飢えるようににじませて待っていた内部へと、たっぷりと恭太郎のものを与えてやる。味覚でも同じだが、いかに快となるものであろうと、同じものばかりでは薄れてしまう。こういったことまでは事前の教習では触れられないのだが、琴美はすぐに会得した。
 そういったコントラストのある刺激を求めているのは恭太郎も同じであり、亀頭にしびれるような細かい愛撫を与えられたあと一気に肉壁を貫いていくのは、おあずけをされた後に一気に餌を与えられるようなもので、大きな淫感の波に飲み込まれた。すっかり、恭太郎のものは固さを取り戻し、琴美の陰唇にねぶられる肉傘は、熱せられた金属のように赤く照かっている。

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 ぐったりと横たわっているだけの恭太郎だったが、やっと息も落ち着いてきた。恍惚とした表情で腰を振る琴美をみつめた。汗ばんだ髪はしっとりとしていて、ときおり琴美は指でかき上げる。上下の動きで眼鏡もずれてくるのか、そのついでに眼鏡も直していた。眼鏡の奥の目はとろりと細められていて、大きく声をあげるときに閉じられていた。絶えず喘ぎを漏らす口はしっかり閉まることはなかった。
 琴美の身体は、白い肌に少し赤みを増して、熟した果実を思わせた。恭太郎は手を伸ばし、弾む二つの胸を撫で、はわせるようにして横腹のやわらかい肉を、そして尻へとまわす。琴美の動きの邪魔になるので、撫でまわすだけだが、これを後ろから見ることが出来ないのは残念に思った。
 琴美の大きめの尻肉は揺れ、その谷間のすぼまりはきゅうきゅうと収縮し、その近くに位置する肉の割れ目には、恭太郎の昂ったものがくわえこまれていることだろう。その姿を想像するだけでも、恭太郎の分身はびくん、びくんと跳ねた。
「んっ……あ、ああーっ、あん、あふっ、ん、んっ、んんっー、……っ、んーっ」
 奏でられるリズムが大きく変わった。琴美は身をのけぞらせ、両手を恭太郎の膝の上に置いている。あごを上げ、目はすっかり閉じられ、眉間にも皺が寄っている。髪は垂れるに任せていて、眼鏡も鼻の中ほどまでずれてきてしまっていた。腰は前後にグラインドされ、性器どうしの摩擦を行うというよりは、琴美が腰を恭太郎にすりつけていた。これによって、琴美の鞘に潜んでいた肉芽がすっかり顔を出し、恭太郎の茎にしごかれる。
 琴美はただそうやって勃起したクリトリスを擦り上げることだけに熱中した。しばしの間だったが、そのときには恭太郎がどうすれば気持ち良くなるかということは頭から抜けていた。琴美は盛りを迎えた雌となって、ただひたすらに新たに発見した性の境地を、味わいつくすことに必死だった。
「ふぁぁっ! ん! んんっ! いやっ、私っ、いや……や、やぁぁああっ! く、くるっ、あっ、ああああああっ!」
 ぶるるるっ、と琴美の身体が大きく痙攣した。ぶるっ、ぶるるっ、と立て続けに数度。そして、糸が切れたように、ぐったりと恭太郎にもたれかかった。まだ、びくっ、びくっ、と小さく身体は震えている。初めて女性が「イく」ところを目前にし、恭太郎は驚いていた。が、嬉しくもあった。
「イった……の?」
 恭太郎におおいかぶさったまま、琴美は首だけ動かした。その動きは恭太郎の肩に伝わって、肯定だとわかる。
 自分だけでなく琴美が達してくれたこともそうだが、少し前まで感情すら見せてくれなかった女の子が、いま一番恥ずかしい姿で、性欲をむさぼる姿を見せてくれた、そのことが恭太郎を認め、心を許してくれていると思うと、天にも昇りそうな気持ちだった。
 しばらくそのままで抱き合ってから落ち着くと、琴美はシャワーを浴びようと提案した。
 もう時間もかなり経っている。確かに退出の用意はしないといけない。そもそも、目的としてはもう達成しているのだから。
 二人はいっしょに浴室に入った。もともとそういう施設であったため、二人で入っても狭くはない。まず湯をかけあって、汗やそのほか体液を落とした。
 温かい湯は、二人の疲れをやわらげてくれた。熱中している間はまったく気にならなかったが、日常生活でなかなかない身体の動きに、少なからず負担をかけていた。
 シャワーを交互に持って、相手に身体に湯をかける。琴美の胸の前に垂れた髪を払おうと、恭太郎は手を伸ばした。
「あっ……」
 琴美の身体に電気が走った。
 恭太郎は意識して触れたわけではなかったが、そのわずかな接触が、さきほどまで行われていた交歓を二人に蘇らせた。琴美の柔らかな肌、恭太郎の指が這った感触。やがて、ふたりは手を伸ばし、お互いの身体を触り合った。
 琴美の豊かな尻をまさぐり、その手は後ろから秘処に潜る。滴り落ちる湯とは違う、粘度のある液体がそこからは滴っていた。琴美も恭太郎の頭をもたげた部分に手を添えた。数度さするだけで、すっかり恭太郎のそれは天を向いた。
 琴美がシャワーを止めたのが合図のように、恭太郎は琴美の背中にまわって、ぴったりと身体を重ねた。
「だめだって……もう時間が……んっ」
 首だけ振り向かせた琴美の唇を、恭太郎がふさいだ。すぐに琴美の舌も伸びて、濃厚なキスの音が浴室に響く。恭太郎の手は琴美の胸にまわされ、その柔らかさを楽しんでいる。と同時に、腰を押しつけることで尻肉の弾力も楽しむ。張りのある琴美の双子の丘は、すりつけた恭太郎の屹立を力強く押し返してくる。なめらかな琴美の肌へ、露出した亀頭を擦りつけるだけでも、恭太郎の先端からはさらなる行為への潤滑油をにじませ始める。

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 恭太郎は腰を引いて、急角度になった砲塔を水平になるよう手で構えた。そのまま腰を押し戻すことで、恭太郎の砲塔は琴美の陰になった部分におさまっていく。そこは熱をもち、とろとろとした蜜で周囲をデコレーションして、来客を招いていた。そこに恭太郎の先端が着地すると、ぬるりと滑り込むように容易に琴美の洞窟に潜り込んでいった。
「んんっ……むふ……っ」
 その前から繋がったままの口から、琴美の喘ぎが漏れる。
 大きく動かず、腰をくねらすようにして、恭太郎は琴美の中をかきまわした。ぐじゅり、くちゅり、と膣肉が練りくり回される。肉壺でカクテルされる二人の果汁はじっとりと垂れ、脚を伝って浴室の床を流れていく。
「ああっ……もう」
 琴美は腰から下に力が入らなくなってきたのか、目の前の壁に手を突いた。口は離れ、尻だけが突き出された体勢になった。恭太郎はその尻を両手でつかまえ、責めを強めていく。
 この角度での挿入は、より深く琴美の膣坑を突けるように思われた。ただ、恭太郎もわずかな間に学習している。琴美が上になったときにそうしたように、深くたくさん突けばいいというものではない。
 より大きく、肉感的に見える尻からは、優美な琴美の背中がのび、濡れた髪が白い肌の上に乱れている。琴美がこちらを見られない体勢で背後から犯すことは、恭太郎に潜む征服欲を満たした。肉唇をねぶるようにしてみたり、耳かきをする要領で、琴美の膣中をこそげてみる。
「いやっ……んっ、んっ、……あふっ、ん」
 男性に支配力があるこの体勢は、恭太郎にいたずら心を湧かせた。琴美の腰をつかまえた両手を手前側に移動させて、琴美のみずみずしい白桃の実を押し開いた。二人の結合部がより露わになるとともに、その脇に小さくすぼまっている菊門は丸見えになってしまう。
「や……そこ、……やだ」
 片手を後ろに回して隠そうとするが、少し恭太郎が腰の動きを強めると、片手では身体を支えられないのか、また前に戻してしまう。ひくり、ひくりと小刻みに動くその部分は、女性器とはまた違った色気をもって恭太郎を魅惑していた。
「小里さん……すごく、可愛い。小里さん、好き」
「わ、私も……好き、んっ、……長塚くんっ、んぁ、……好きぃ」
 ぱつ、ぱつ、という小気味いい音が響く。拍子を合わせるように、じゅぶ、つぷ、っと合間に水音も鳴る。そこから発散される香りが、いったんは湯で洗い流された浴室の空気を淫猥に染めていく。
「あ、もう……僕っ」
「んっ、いっしょ、いっしょに……いっしょに、んっ、イきたい」
 恭太郎はまた達することが近いのを感じていたが、琴美は同時にその極みにたどりつきたいと願った。
「――そこ、して……そこ、されると、んふ、すぐに……」
 崩れ落ちそうになりながら、琴美は恭太郎の片手を前にいざなった。恭太郎はそれで琴美の意図を理解する。
 恭太郎は指をまさぐらせ、琴美が要求した官能のスイッチを探りあてた。それ自身もかまって欲しそうに、固くしこって勃起している。ふだんはかぶっている皮のフードも押しのけて、強く自己主張をしていた。
 指の腹でまずはやさしく撫でる。それだけで、びくん、と琴美の身体が跳ね、膣内が緊張して、恭太郎を締めあげた。
「――ふぁっ、あくっ、んっ、んんっ、もっと……んっ、強くして……いっ、いいよ……あっ」
 許しを得て、琴美のクリトリスに触れる指を増やす。二つの指で転がすように、琴美の反応をみながら力を調節し、丹念に丸薬を練るように、くりくりと動かす。腰の動きも止めることはない。二人は駆けあがるように、息を荒らし、その高みを目指した。
「っ、小里さん、こ、こざとさん、んっ、出るっ」
「あ、私も、私もっ、あん、ああああっ、くる、きちゃう、いっ、いい……んーっ、ん、あぁぁ、あっ、あああああっ!」
「……っ! っつ!(どぶぶびぃるるっ! びびゅぶぶぶぶっ! びびぃゆぶぶっ!)」
 琴美の叫び声に許されて、恭太郎も腰をせいいっぱいに押しつけて精を放った。オスの性器を奥にねじこんで、より多くの子種が琴美の胎内に入るように。それでも、必要以上に放出された精液は行きどころを失い、固さを弱まらせた恭太郎の肉棒の隙間から逃れるようにこぼれ落ちた。
 息が整ったあと、琴美が言った。
「シャワー浴びたら、服着ないで、ベッドに戻らない?」
 二人にとって、もう時間などどうでもよかった。恭太郎はまた「実習」を最初からやり直したいと思っていた。お互いの気持ちのいいところを触り合い、恥ずかしいところを舐めあい、いろんな格好で交わりたい。琴美もそれは同じだった。
 タオルで水気だけ拭いて帰ってきた二人が見たのは、モニタに映った文字だった。
【時間の延長を二時間まで許可します。その後は速やかに退出すること】
 運営側でも、このようなケースは想定内である。初めて悦びを知った雛たちが、それ時間だといって我慢できるはずもない。
「でも、二時間で足りるかな」
 琴美が、寝そべった恭太郎の分身に、舌を這わす。
「無理かも」
 恭太郎は身体を曲げて、琴美のまだ満足を知らない膣口にキスをした。
 二人はお互いの身体を、飽きることなくいつくしみ続けた。

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 同様設定の1作目:新・性教育指導要領 雛たちの初体験実習

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